2018/06/27

Bonza!! ~No5 新天地~



こんにちは!Tsukasaです。
早速ですが前回から引き続き、私が気付いたAUとJPの違いを紹介します。
今回は、公共交通機関についての違いです。オーストラリアにも勿論日本と同じように、電車、バス、トラム(路面電車)が走っています。
では、日本とどこが違うのでしょう?
違いは沢山ありますが、まず乗車切符がすべてICカード(日本で言うSUIKAやPASUMOなど)になっていて、メルボルンでは「myki」というカードで統一されています。このカードで電車、バス、トラムに乗れるので、これを持っていればメルボルンを自由に移動できます。


このカードにお金をチャージして使います。使い方としては日本のICカード同じなのですぐに慣れました。
 
ですが、日本のように各駅で切符が売っていないので、逆にこのカードを持っていないと、シティ内フリートラムゾーン(無料)を除いて、公共交通機関を利用できないというデメリットもあります。例えば、旅行で1~2日メルボルンに滞在するだけでも公共交通機関を利用するには、mykiをシティ内の駅で購入する必要があります。
 次に、日本に比べて非常に時間にルーズです。予定通りの時間に電車、バス、トラムが来ない事がよくあります。日本では電車が遅れると、色々なトラブルが発生すると思いますが、オーストラリアでは人々がその状況を日常としてとらえ、それが当たり前になっているのです。もちろん時間通りに来るに越したことはありませんが、私はオーストラリア人の心の広さというか、日本人との考え方の違いがとても分かりやすく表れていていいなぁと思いました。


ここから本題に入っていこうと思います。
 この6月で、AUH(オーストラリアホンダ本社)での研修が終了しました。AUHの方々はとても親切な方々ばかりで、最初の3か月をAUHで働くことが出来て本当によかったなと思っています。
 そのAUH研修最後の1週間でいくつか点検以外の整備をしたので、紹介していきます。

AUHのワークショップ

☆JAZZ(FIT)サブフレーム交換
 私たちがAUHで働き始めるころから、ワークショップにリアタイヤが外されたJAZZが置いてあり、気になっていました。部品が届いたようで、私たちに作業させてもらいました。

JAZZのリアサスペンション(トーションビーム)はダンパーとスプリングが別になっていて、サブフレームに固定されているので、まずサスペンションを取り外す必要があります。

1、ブレーキを取り外す
 先にABSのセンサーを外し、サブフレームに共締めされている、ドラムブレーキとハブを取り外します。






2、ダンパー・スプリングを外す
 スプリングは固定されていないので、先にダンパーを外す必要があります。
ダンパーはボディと、サブフレームにねじ止めされているので、ジャッキでサブフレームを支えながら、サブフレーム側のボルトを外します(この時ボディ側は外す必要が無いので残しておきます)。するとスプリングが外せるようになるので、ゆっくりジャッキを下し、スプリングを外します。

ダンパーとスプリングです、手前下に見えているボルトを外します。


3、サブフレームを外す
 サブフレームはダンパーにねじ止めされている2か所と、ボディにねじ止めされている2か所で、合計4か所です。なので残りのボディ側の2か所を外していきます。
サブフレームは一人で支えるには重いので、ジャッキや複数人で作業するのが良いでしょう。
 



5、これでサブフレームの取り外しは完了です
6、新しく届いたサブフレームを開封し、部品がすべてそろっているか
 確認します。
7、新しいサブフレームにサスペンションをつける
 まずフレームをボディにボルト止めをします。次にスプリングをボディとフレームの間に
固定し、ダンパーを取り付けるためにジャッキでフレームを押し上げ、スプリングを縮めながらダンパーをフレームに固定します。


スプリングはこのようにサブフレームとボディに固定されています。

8、ブレーキを取り付ける
 ハブとドラムブレーキをフレームに共締めして、ブレーキライン、ABSセンサー、ストロークセンサーを取り付けます。

ストロークセンサー

ABSセンサー


ブレーキホースライン
正しい位置にクリップ止めします。

9、タイヤをつけて、作業終了です。

めったにリアのこの作業をすることはないみたいですが、いつもやっている点検に比べて重整備だったので、新しいことが出来て楽しく作業することが出来ました。

☆その他
・フロントサスペンションのダンパー交換
 スプリングをスペシャルツールを使い縮め、スプリングの受けを止めているボルトを外します。スプリングをそのままダンパーから外し、新しいダンパーに取り付けます。
 


・NSX
 ほんの少しですがニューモデルのNSXの整備を手伝わせてもらいました。
このNSXはホンダ学園にもあり、見慣れてはいましたが実際にリフトアップし、こんなに近くで細部まで見ることが出来たのは初めてでした。新しい発見が沢山あり、良い経験が出来ました。



☆AUHを離れます。
 AUH最後の日に、ワークメイトのデニスとコリンがお昼に、私たちのためにピザを買ってきてくれました。
 私たちが、オーストラリアに来て間もない何もわからない状況だったころから、この二人に整備の事やオーストラリアの事についていろいろ教えてもらいました。そんな二人と食べる最後のお昼は私たちにとって、忘れられない時間になりました。



AUHでの3か月は、オーストラリア生活の始めとしてとても有意義な時間でした。AUHでお世話になった方々の事は忘れません。
本当にありがとうございました。




 

「新天地」
AU組の4人はそれぞれ別々のディーラーで働きます。私の配属先は「Yarra HONDA」という、比較的シティに近い所にある、とても大きなブランチです。NISSAN、Hyundaiと建物が繋がっていて整備スペースはこの3社共同で使っています。ですが、狭いと感じないほど広いです。

Yarra Honda
この写真に写りきらないほど大きい建物です。ホンダの隣にはNISSAN、Hyundaiワークショップが隣接しています。

 
既に2週間ほどYarraHonndaで働いたので、仕事の内容を少し書いていきます。
定期点検は基本的にAUH と同じなので、それ以外で新しい経験を紹介します。

私が毎日作業しているリフトです。


☆IMAバッテリー交換(ハイブリットカーに用いられる大型のバッテリー)
 配属初日に、初めて手伝った仕事がこの仕事でした。
古いバッテリーを取り外して、新しいものに交換するだけの簡単な作業ですが、ハイブリット用バッテリーで、高電圧なのでとても危険です。感電しないようにゆっくりと気を付けながら作業しました。

手前の黒い箱がIMAバッテリーです。
中央に写っているオレンジ色のハーネスには高電圧がかかっているので特に気を付ける必要があります。
取り外した後の様子です。
新品のバッテリーの箱に、日本語の注意書きが入っていて、ワークメイトにこれを読んで説明してくれと言われました、その時とても焦りましたが何とか説明することが出来、正しく取り付けることが出来ました。


古いバッテリーに使われていた、スペーサーをリユースするという内容でした。

初日から、新しいことが経験出来て幸せでした。これからもっと新しい経験があると思うので、どんどん吸収して自分の整備域を広げていきたいです。

今回はここまでにします。
最後まで読んでいただきありがとうございます。次回も覗いて見てください。

職場から帰る道で、夕焼けがきれいだったので一枚。