2018/11/24

Bonza!! ~No10 Yarra Hondaでの仕事05~



こんにちは!Tsukasaです。

セントキルダビーチから撮影したメルボルンシティ

はじめに、前回の投稿ですが私のPCが水没により一時的に起動しなくなってしまい、ブログを最後まで書くことが出来ませんでした。
私の今使っているPCは父から譲り受けたもので、かれこれ4~5年は使っているのでそろそろ寿命かなとも思いましたが、奇跡的な復活を遂げました。大切に使っていきます。
本当に申し訳ありませんでした。

さて、では今回のAUとJPの違いは、言語(会話)についてです。
 日本とオーストラリアでは、言語に日本語英語という大きな違いがあるのは誰もが知っていることですが、実際に生活してみると、会話の中で面白い発見があったので紹介していきます。

~敬語の有無(日常会話において)~
 日本では、日常の普通の会話でも、年齢や身分が自分より上の人、初対面の人には敬語を使うのが常識ですよね?
 英語圏ではそうではないんです!
 年齢、身分はたまた初対面の人でも、中の良い友達の様に会話します。
一つ例を挙げると、
 コンビニに入った時初めにかけられる言葉は、日本では「いらっしゃいませ」が一般的でなんの違和感のありませんし、そこから会話に繋がることはほとんどありませんよね。
 一方オーストラリアでは、お店に入ると「ハロー!今日は天気が良くてドライブ日和だね」、「今日は暑くてやってらんねーよ、こんな日はアイスに限るよ!」など、本当に気さくに話しかけてきてくれます。客と店員というよりはお隣さんと会話しているような感覚で、その日の予定などちょっとした会話をしたりもします。
 オーストラリアではこれが日常で、敬語が無いからこそ、生活していてどこかあったかい気持ちになります。

~単語のつかい方~
 日本と英語では、単語の使い方に違いがあり会話で苦労したことが何度もありました。
日本語では、シチュエーションや状態にに応じていくつかの単語を使い分けて文にしますが、英語はもちろん日本語と同じように単語を使い分けることもありますが、シチュエーションや
状態が違う場面でも同じ単語が使えることが多いように感じます。
例えば、英語で「Go ahead」直訳すると「先に行って」という意味になりますが、色々なシチュエーションで使えるフレーズの一つです。
・自分がそこに時間通りつけそうにない時の先に行ってて
・友達になにかやってみてと頼むとき
・誰かに~してもいいですか?と聞かれたときにどうぞ答える時
など。。。
このように違ったシチュエーションでも「Go ahead」を使うことが出来るんです。
 こういった単語やフレーズが多く、日本語に比べて会話は簡潔にすることが出来ます。ですが同じ単語、フレーズなので自分で会話のシチュエーションをちゃんと理解していないと、その人がなんのことをしゃべっているのか解らなくなってしまうことがあります。

英語と日本語には、もっともっと面白い違いが沢山あります。言語を学ぶのは簡単なことではありませんが、こういった違いを探しながら学んでいくと楽しそうですね。

では、本題!!

 この一週間とても忙しく、時には一人で同時に3台のサービスを任されるなんてこともありました。
そんな中、面白い不具合の車両が入ってきたので紹介します。

☆Odyssey 2001 「EGRバルブ不具合」
 Malfunction Indicator Lightが点灯したとお客様から報告があったので、例のごとくHDSをつなげて診断してみると、DTC P1491が検出されました。これはEGRバルブに不具合があることを表すコードです。

Malfunction Indicator Lightです。
一般的には、エンジン警告灯ということが多いですね。
EGRに不具合がありそうということで、EGRを外してみました。


 バルブが、正常に作動するか確認するため、サービスマニュアルに従いバッテリーに直接繋いでみました。

   ON時         
見て分かる通り、バルブは正常に作動しています。

   OFF時

バッテリー端子の-を離すと、バルブが閉じました。
このように、EGRバルブは正常に作動していました。あと原因として考えられるのは、インテークマニホールドの吸い込み口が詰まって、正常にエキゾーストガスが吸気されていないことが予想されるので、インテークマニホールドのサージタンクを外してみました。


真っ黒いカーボンが塊になって通路をふさいでいました。

開けてみると、中は真っ黒でカーボンだらけで、そのカーボンがEGRの通路をブロックしていました。
そのせいでバルブが開いてもエキゾーストガスが吸入されず、コンピューターが異常と判断してエンジン警告灯を点灯させていたようです。
 清掃してカーボンを落とし、きれいにしてからインテークを元に戻しました。

☆CIVIC 2006 「ドライブベルト交換」

 この車両は、18万キロサービスでお客様からお預かりしていました。
整備前のテストドライブで、アクセルを吹かした時にのみエンジンルームからのシャラシャラとした音がしていました。ベルトにテンションがかかっているときに音がしているので、オートテンショナーのベアリング&ドライブベルトが悪くなっていると判断し、オートテンショナーとベルトを交換しました。

テンショナーをスパナを使い緩めベルトを外します。

その後、テンショナーのボルトを外すのに邪魔なのでウォーターポンププーリを外します。
そして外れたテンショナーがこれです。

右:不具合部品  左:新品
外してベアリングを回してみると、微かにシャーという金属がすれる音がしていました。新品と聞き比べてみると違いが良く分かりました。
テンショナーを交換した後ベルトを新品の物と交換して作業終了です。


交換後は、異音も消え正常に作動するようになりました。

ここから、プライベー!!
☆ハロウィーン
 前回の乃投稿で紹介する予定だったので、時期が遅れてしまいましたが日本のハロウィーンと違うことがあったので紹介します。

ホームステイしているお家です。
ハロウィーンの当日仕事から帰ってくると、庭が墓地になっていました(デコレーションです)。
そして家から魔女とドラキュラが現れ、なんと私にお菓子をくれました!おいしかったです。
 私のホストファミリーはイベントごとが好きで、イベントのたびに家をデコレーションしています。毎回大げさすぎるほどです、でも私はオーストラリアっぽい色んなイベントを楽しめていい経験でした。
これは、メルボルンで行われていたハロウィーンのお祭りに行った際に撮った写真です。
一つ一つのデコレーションがリアルで怖かったです。

☆クリスマス
 ハロウィーンに引き続き、次の大きなイベントはクリスマスですよね。
例のごとく家ではクリスマスのデコレーションが始まっています。少し早い気もしますが、その分長い間クリスマスを楽しめて嬉しいです。

暖炉がありそこにはすでに大きな靴下が吊るされていました。
大きなクリスマスツリーが家の中に!
私のホストファザーが大のディズニー好きで、クリスマスツリーのデコレーションはすべてディズニーキャラクターです。


サンタさんのためのカギです。

 サンタさんは煙突からお家に入ってくるのが一般的な考えですよね、では煙突がないうちにはどうやってサンタさんはプレゼントを届けに来るのでしょうか?
 オーストラリアでは煙突が無いうちには、クリスマスイブにサンタさん様に「Santa's Magic Key」という玄関のカギ(おもちゃ)を作り玄関のドアノブに掛けておくようです。すごく夢があっていいなと思いました。
 ちなみに私の実家(日本の)には煙突が無く、私はサンタさんのために自分の部屋の窓のカギを開けて、翌朝プレゼントが届いているのを楽しみにしていました。

今回はここまでにします。
最後まで読んでいただきありがとうございます。次回次回が最後になると思いますが覗いて見てください。

小さい塗り絵の大会で優秀賞をいただきました。

2018/11/10

Bonza!! ~No9 Yarra Hnodaでの仕事04~


こんにちは!Tsukasaです。

段々と帰国の時が近づいてきている中、メルボルンには連日25℃を超えるような遊びの季節がやってきています。
そして残りの期間に悔いを残さず、良い結果を日本に持ち帰れるように務めていきたいです。

では、今回もJPとAUの違いについて書いていきます。
 今回紹介するのは、トイレについてです。トイレの違いはオーストラリアについてすぐに感じました。
 1、ボタンが2つ
 オーストラリアのトイレにはもちろん和式のトイレは無く、すべて洋式の便器になっています。そしてそのほとんどに2つのボタンが付いています。2つだけです。
 そのボタンの正体は、洗浄用のボタンでで2つのボタンです。
 現在の日本では、洋式トイレには大体ウォシュレット便座ヒーター乙姫など便座の横に沢山のボタンがあり使いこなすのに慣れが必要なくらいですよね。
 私のホストマザーも日本に行った際、トイレにボタンがありすぎて流し方がわからなかったと話してくれました。また、音が流れたり、水が飛び出してきたりと「日本のトイレはエキサイティングで好きよ」とも言ってくれました。
2、小便器??
 特に公共施設の男性用のトイレで、便器が一つにつなっがていてみんな一列に並んで用を足すのをオーストラリアではよく見かけます。
 一見壁にでっかい便器が設置されている



ここから本題に入っていきます。
☆HR-Vのタイロットエンド不具合
 ファーストサービスで入ってきた車両で、ちょっとした段差で右のフロントタイヤの辺りからカタカタとクリック音がかなりうるさめに聞こえました。
 普段のファーストサービスでは、リフトアップしませんが今回は異音の出所を確認するためにリフトアップし右フロントのタイヤを外しました。
※ファーストサービス・・・納車から1000㎞か1カ月で行う点検サービスの事。
隙間があるのがわかるでしょうか??

 タイロッドエンドをナックルと止めている、ボールジョイントのナットがしっかりと締まっておらず、手でも動かせるくらいでした。
 まだ走行距離も少なく、なぜこのような現象が起きたのかわかりませんがマスターに聞いてみると、工場の製造過程で何らかの不具合があったと考えるのが一番自然だと言っていました。

 このHR-Vはまだ保障期間内なので、ボールジョイントを新品に交換してお客様に引き渡しました。


 大変申し訳ありませんが私のPCの調子が悪く、これ以上書くことができないので今回の更新はここまでにさせていただきます。
 短い投稿になりましたが、読んでいただきありがとうございます。
早急にPCを使えるようにして、いつも通りの投稿ができるように努めます。


2018/10/09

Bonza!! ~No8 Yarra Hondaでの仕事03~



こんにちは!Tsukasaです。

メルボルンの現在は、季節で言うと春真っ只中といった感じで、桜が満開でとてもきれいに咲いています。ですが気温的に、晴れた日だと真夏のような暑さがあります。一方町ではハロウィーン準備が段々と始まっており、今何の季節なのかわからなくなります。

ホストファザーがハロウィーンのデコレーションを家のいたるところにしてあります。
そして満開の桜。。。

今回のAUとJPの違いは、休暇についてです。
 私はメルボルンで働いてみて、祝日の少なく感じました。調べてみたところ日本の祝日が年間でで16日に対して、メルボルンでは祝日が13日しかありません。3日しか変わりませんが、祝日から次の祝日までの間隔がはなれているので、とても少なく感じます。
 その影響があってか、メルボルンでは仕事を休むのに抵抗がある人が少ないように感じます。また、1カ月単位で長期休暇を取る人もいて驚きました。
 日本では仕事を休むことに抵抗がある人が多くいると思いますし、日本で休んでばかりいると仕事を首にされてしまうことも少なくないと思います。
 この事を通して私が感じたのは、メルボルンの人は仕事よりも家族との時間を長く取る人が多くて素敵だなと思いました。


本題!!

☆ODESSY 
 フリーウェイ走行中に、フロントタイヤのあたりが激しく振動するという問題を抱えたODESSYが入ってきました。

まず、私とマスターは異常を確かめるためフリーウェイへとテストドライブえ出かけました。一般の道路ではなんの振動もなく正常に走行出来ていたのですが、フリーウェイに入り速度を上げて80~100Kmまで加速すると車が激しく振動し始めました。そしてその振動はアクセルを踏んでいるときに強くなります。
 そしてそれとは別に、高速走行中ブレーキを踏むと、弱い振動がフロントタイヤのあたりから発生しました。

*テストドライブの結果分かった異常個所
80~100Km+アクセル時強い振動=ドライブシャフトのバランスがとれておらず、シャフトが高      速で回転すると振動が発生していた。
高速走行中にブレーキで弱い振動=フロントのブレーキディスクが振れており、ブレーキパッドがディスクを挟んだときに振動が発生していた。

*このODESSYに必要な整備内容
・ドライブシャフト交換
・フロントブレーキディスク研磨

*作業の様子
 ・ドライブシャフト交換
 1、バーフィールド側のナックルに止められているので大きいナットを外します。


 2、ナックルとスプライン勘合されているのでナックルを止めているボルトを外します。

下のナットにはロックピンが付いているので先に外しておきます。
 
 
3、このままだとサスペンションのロアアームが邪魔でシャフトを取り出せないのでハンマーで叩いてボルトを抜きます。
 
本来ならこの作業専用の工具があるのですが、時間がかかるのでハンマーを使いました。
ボルト保護のためにナットをつけておきます。
 
 
4、これでバーフィールド側は取り外せました。トリポード側はミッションにスプライン勘合されているのでバールなどを使いゆっくりと引き抜きます。


5、ドライブシャフトの取り外しはこれで完了です。
6、新しいドライブシャフトを取り外しの逆の手順で取り付けていきます。

スプラインにリングが付いているので、切り口の方を下に向けて取り付けます。

*作業を終えて
 とにかく重いパーツの多い作業(特にナックル)で、一人でやるには慣れと筋肉が必要な作業でした。この後腕が筋肉痛になりました。

・ブレーキディスク研磨
 今回の様に振動がタイヤの辺りからする場合は、大体がブレーキディスクが振れていることが原因です。
 なので振れを無くすために、旋盤のような機械でディスクを研磨し平らにしていきます。

光が反射しているところは歯が当たっておらず削れていないのがわかります。

マシーンの歯が一定の位置で送ってきているのに対して、ディスクが振れているので削れていないところと削れているところが出来てしまいました。
 ここから平らにするために削れていない面に歯を合わせ、そこから歯を1~2mm送り、削っていきます。すると前面に歯が当たり、ディスクが平らになっていきます。

中心から前面削れているのがわかります。

*テストドライブ
 一通り作業を終え、マスターと再びフリーウェイへとテストドライブへ出かけました。問題だった80~100Kmでのアクセル操作時には振動は起きませんでした。また、ブレーキ時にも振動はなくスムースに減速出来たので、すべて正常に作動することが確認できました。
 これで、全行程終了です。

*感想
 問題発見から始まり、不具合箇所の見極めそして修理する。決して簡単なことではありませんが経験を多く積むことにより、異音の種類や出所などから正確な不具合箇所を見つけ出し、可能な限り素早く作業を終わらせられるようになっていくのだなと感じました。
 なので経験できることは何でも挑戦して、失敗もあると思いますがそれらすべてを含めて経験豊富な整備士になっていきたいなと思いました。


☆プライベート

シドニー車で行って来ました!!
 
この道のりを三人で3時間ずつ交代で運転しました。

シドニーに配属になったJunに市内を案内してもらいました。
後ろに見えるのが、ハーバーブリッジです。
 
オペラハウス

シドニーは、メルボルンよりも北にあるので気温はもう夏でした。
メインリービーチ



ブルーマウンテン
スリーシスターズ(ブルーマウンテン)
シドニーは特に天気が最高によくてとても恵まれていました。メルボルンに比べて観光スポットが多くシティ内は観光客でにぎわっていました。
 久しぶりのJunも元気そうで、みんなで集まれてとてもいい旅行になりました。
 
*ホールデンミュージアム
 ホールデンとは、オーストラリアの車メーカーでオーストラリアではよく目にします。



やはり日本車と違いかなり車格が大きくかっこいい車ばかりでした。


今回はここまでにします。
最後まで読んでいただきありがとうございます。次回もよろしくお願いします。







2018/09/01

Bonza!! ~No7 Yarra Hondaでの仕事02~



こんにちは!Tsukasaです。

メルボルンでは、1週間ほど雨が続いていましたがその雨も治まると、冬の厳しい寒さもだんだんと無くなり、春の訪れを感じることが出来るようになってきました。
夏が待ち遠しいです。

町のあらゆるところで、つぼみがきれいな花を咲かせているのを見かけるようになりました。
 
今回のAUとJPの違いは、オーストラリアのワークスタイルについてです。
これは、あくまでオーストラリアで生活していて私が感じた個人的な意見です。
 私が一番違いを感じたことは仕事に対するストレスが少ないなと感じました。その理由としては職場の中での上下関係があまりはっきりしていない事が大きく関わっていると思います。
例えば、
 私がYarra Hondaに配属されて初日に、職場に入ると「Hey Bro!(へい!兄弟)」とワークメイトにあいさつされました、日本では恐らく出会うことの無いシチュエーションに、私は一瞬固まってしまいました。このようにオーストラリアでは初対面でも年齢や役職に関わりなく接してくれる人が多いように感じます。
 このようにオーストラリアの職場は、立場に関係なく意見が言い合えて人との関わりでは比較的ストレスが少なく仕事が出来る環境だなと私は感じました。
 日本では最近、ブラック企業などが話題になっていますが、オーストラリアの様にストレスなく仕事出来る会社が増えていく事を願います。
 
また、英語には敬語の概念がなく、日常会話やワークメイトとの会話で目上の人に対してでも友達としゃべる時と同じような話し方が普通なのです。
日本語の感覚が抜けない私は、頭の中に敬語が浮かんでしまって、うまく会話をつなげることが出来ませんでしたが、この違いを理解できてから少しずつですが英語の会話が繋がるようになってきました。



ここから本題に入っていこうと思います。
現在私は、オーストラリアのHonda技能大会で2位の実力を持つベテラン整備士の方(以後マスター)作業しています。その方に毎日整備について何から何まで教えてもらっています。毎日新しい事を学ぶのでメモを取るのが大変です。
そのこともあり、難しい整備が多く回されてきます。なので最近は、故障探求を多く扱っています。


☆ACCORD EURO エンジン不調(始動後3~4秒でストール)
 エンジンが不調で、かかっても3~4秒すると止まってしまう状況でした。
 まず最初にすることは、不具合箇所を探るためにHDS(Honda Diagnostic System)というHonda独自の診断機を車に接続し、エンジンの状況を詳しく見ていきます。




 この診断機を使うことによって、故障車のDTC(Diagnostic Trouble Code)という故障コード割り出すことが出来ます。そして不具合箇所の特定、原因の解明、修理に必要な部品の判断をしていきます。
 今回のACCORDのDTCは、P1009でVTC (カムシャフトの進角を制御する装置)に不具合があることが判明しました。

 DTCとは。。。アルファベット1文字と、4桁の数字で表されるコードの事で、最初のアルファベットには故障が発見された、車の各部位を示す役割があり、Pコード(Power Train)、Cコード(Chassis)のように各部位の頭文字があてはめられています。次の4桁の数字は、アルファベットで示された部位の詳細な部品(センサー、スイッチ、ソレノイドなど)をそれぞれ数字に置き換え表したものになります。

DTCが判明し、不具合箇所が特定できたので次は、原因の解明です。
 車には、不具合が起きた瞬間をフリーズデータとして自動的に記録するプログラミングがされています。それをOBD(On-Board Diagnostic)といい、DTCもそこに記憶されています。
 HDSを使用し、その記録を引き出してPCの画面上で不具合の起こった瞬間のエンジンの状態を確認します。

車速0km/h カムシャフト角度21°



 Vehicle speed(車速)が0km/hの時 CMP(カムシャフトの角度を検知するセンサー)の値が21°でした。これは、車速0km/hでカムシャフトが21°進角しているということです。正常であれば0°のはずなので、これは明らかに進角し過ぎていると言えるでしょう。
 このことから、エンジン始動後3~4秒後ストールしてしまう原因として、VTCの誤作動によりIN側のカムシャフトが進角し過ぎていたため、バルブタイミング、点火タイミングが正常ではなかったことが判明しました。

原因が判明したので、私たちはVTCを交換することにしました。

上:古い部品 下:新しい部品
この写真を見ると中央のキー溝の位置が古い部品と新しい部品でずれているのがわかります。


カムシャフトを外してVTCを取り換えました。
VTCはIN側のカムスプロケットと一体になっています。


部品を交換し終わったら、もう一度HDSを車につないで正常に動作するかの確認とDTCコードを削除を行います。

交換後
車速0km/m カムシャフト角度0°

これで、不具合箇所は修理が完了です。

が、

エンジンがかからない...........
 原因であったVTCを交換し数値も正常に戻りましたが、まだエンジンがかかりませんでした。
その時、私は原因がわからずもう何をするべきなのかわかりませんでした。


 マスターに言われてフューエルポンプを確認してみると、ストレーナーがフロートの邪魔をしてセンダユニットが正常に作動していませんでした。そのためダッシュボードの燃料計の表示では燃料が残っていても、実際のタンクの中には燃料がほどんど入っていない状況にありました。
 この車の整備記録を見てみると、前回の整備を行ったのがホンダの正規ディーラーではなかったため、ストレーナがホンダ純正ではありませんでした。
フロートの正常位置
ストレーナにフロートが押し上げられている

 ストーナーを交換後センダユニットの動きを確認し、燃料を足してエンジンをかけてみると見事エンジンは始動し正常の動きに戻りました。


 今回このACCORDを扱って、不具合の原因は一つとは限らず、そして全く別の機関にも有りうるということを学びました。
 私はこういった、原因を突き止め改善し一つ一つ正常な状態になっていくのにとてもやりがいを感じました。
 最近は、このような故障診断から直すところまでの作業が多く、毎日頭をフル回転させています。



☆NIHONSYOKU☆

 私は、料理を作るのが好きでオーストラリアでも何回か料理しています。
今回作ったのは、カレーうどんとサラダです。
今同じ家に住んでいる、ルームメイトにも食べてもらいとても好評でした。


☆MXjunior観戦

 MXjuniorがオースラリアであると聞いて、チケットを取り見に行って来ました。やはりジュニアと言えど世界のトップクラスのライダーたちは迫力が段違いで、大興奮のレースでした。
 私は、ホンダ学園でモトクロス部に所属しているので世界の走りを参考にしていきたいです。





 ☆おまけ

  仕事の空いた時間にVTCを解体して中の構造を研究していました。ワークメイトは中にバネが入っていて時々バネが衰損していることがあると教えてくれました。 今回私が分解したVTCにもバネが入っていましたが、そのバネの正常値がわからずVTC自体の不具合を見つけることは出来ませんでした。
 ですが、分解したことによってVTCがどのようにして動くのか、なんとなく予想を立てることが出来とても楽しい時間でした。

油圧で制御されているので、圧が漏れないようスプリングとゴムのシールが各部屋ごとに着けられていました。


内側からの油圧を送る油路






2018/07/31

Bonza!!! ~No6 Yarra Hondaでの仕事~


こんにちは!Tsukasaです。
 オーストラリアは本格的に冬に入り、肌寒い日が続いています。朝には車の窓が凍っている日もあるくらいです。ただ、日本と違い空気がそれほど乾燥していないので、肌に突き刺さるような寒さはありません。
 寒い事には変わりないので体には気を付けて、限られた時間を無駄にしないように生活しています。


Bonbeach
風の強い日にドライブをしていて見つけた場所です。

中間ホームルームが終わり、私たちの最終的な目標である英語の上達を図るテストも行われました。 その結果は決して満足のいく結果ではありませんでした。それと同時に今の自分に何が足りていないのか分かったので、残りの4カ月で自分の目標に届くように努力していきたいです。
そして、後輩たちに良い形でバトンを渡せるように、ディーラーでの仕事も気を抜かずに頑張っていきたいです。
Yoyng And Jacksonというメルボルン内でも有名なバーに連れて行ってもらいました。
中間ホームルームのあと久々に会ったAUHのワークメイトと夕食を食べに行きました。

今回のAUとJPの違いは、高速道路について書いていきます。
 日本の高速道路は有料で、各地に高速道路の出入り口に料金所が設けられていて、高速道路利用するには必ず通過しなければいけないのが一般的です。
 ですが、オーストラリアの高速道路には3つ区間分けがあり、それぞれ日本と違った特徴があるので1つずつ紹介していきます。
 1つ目、「フリーウェイ」
この道は、その名の通りフリー(無料)で利用できます。オーストラリアで高速道路と言ったらフリーウェイを想像する人がほとんどだと思います。そのくらい他の2つに比べて範囲が広く、車でどこかに出かける時は大体この道を使います。
 2つ目、「シティリンク」
シティリンクとは、メルボルン市街を走っている有料高速道路の事で、この道を利用するには事前にインターネットで登録し、車に専用のタグをつけている必要があります。フリーウェイとシティリンク
の境目には料金所がなく、青いライトに照らされたゲートだけなので、タグを付けていなくても利用することは可能ですが、数日後に自宅に請求書が届くようになっています。
 3つ目、「トールウェイ」
これは、日本で言う有料道路で、フリーウェイとの境目にゲートがありそのゲートを通過すると料金が発生する仕組みです。トールウェイはシティリンクとは違い専用タグなどは無く、使用した分だけあとから請求が来るようになっています。

今紹介したこの3つが主なオーストラリアでの高速道路になります。この3つに共通して言えることは、出入り口が日本の様に一つにまとまっておらず、出口と入口で別々になっています。なので初めての場所では、高速に入るのにどこが入口なのかわからなくなることがありました。
また、パーキングエリアが日本に比べて少なく、間隔とても遠いので不便だなと感じました。
オーストラリアの高速道路は無料で使えて財布には優しいのですが、日本の高速道路の方がわかりやすくて使いやすいなと感じます。いつか日本の高速道路も無料になる事を祈ります。



ここから本題入っていこうと思います。
 前回書いたように、Yarra Hondaに配属され毎日忙しく時が流れるのが早く感じます。現在私が主に手伝っている仕事は、ホンダ車のサービスと中古車整備です。
 Yarra Hondaでは、中古車販売もしており、そこでは他メーカーの車も多く取り扱っていて、ホンダ車以外の車を整備する機会が沢山あります。多い日では、ホンダの車を触らない日もあります。ですが、色々なメーカーの車の整備をすることで、ホンダ車との違いや工夫が発見できるのでとても良い経験になっていると思います。

私が整備した他メーカー
<NISSAN、TOYOTA、MAZDA、SUZUKI、BMW、VOIKSWARGEN、MERCEDES BENZ、         FORD、RENAULT、HOLDEN、MINI、ALFA ROMEO、HYUNDAI、KIA>
 この1か月でこれほど多く他メーカーの車を整備することが出来ました。日本では目にした事の無い車であったり初めて触る車ばかりで、私と一緒に仕事をしていたワークメイトも、メーカーごとでパーツの位置が違うので手探りで作業することもありました。

これはベンツのオイルフィルターです。
ホンダ車はエンジンの下側についていることが一般的ですが、ベンツのオイルフィルターはエンジンの上側についていました。
私とワークメイトは、車の下をのぞき込んでフィルターを見つけることが出来ず、ほかの作業を先に終わらせエンジンルームを上から見た時オイルフィルターを見つけることが出来ました。
これは交換した使用済みのオイルフィルターです。 

高級車を扱うことも何度かあり、乗車スペースはもちろん、シャシ・エンジンやお客様から見えない機械的なところにも手間をかけているのが整備を通してよく分かりました。
アンダーボディをカバーで覆い平らにすることで、風の抵抗をなるべく抑える工夫や、サスペンションでは基本の構造は同じなのですが、一つ一つのパーツがホンダ車では見たことのないような形をしていました。ですが、その形の持つ意味は私にはまだ分かりませんでした。これからもっと車の構造的な知識を身に着け、初めて見たパーツでも形や材質からそのパーツの持つ意味を予測できるようになっていきたいです。

サスペンションを支えているアームが、ホンダの物は円柱状をしているのに対し、この車両のアームは中空の板状のものが使われていました。
ホイールを止めるのにナットではなく、ボルトを使ってホイールを固定します。
ホイール穴のセンターをとらえるのに良いと聞いたことがありますが、整備をするにあたっては、ボルトを入れ込むまでホイールを持ち上げている必要があり、私はやりにくいと感じました。


 YARRA HONDAに配属になってから経験した作業が沢山あるので紹介します。

☆ヘッドライトくすみ落とし

作業前
電動ポリッシャーを使いくすみを落とします。

作業後

コンパウンドを使用しました。

 ☆ブレーキローター交換

この写真のブレーキローターはブレーキパットによって2~3mm削られていました。
見えにくいですが、ブレーキローターには厚さの限度値が刻印されています。
今回のローターは限度値を超えていたので交換しました。
新しい部品が間違っていないか古い物と合わせて確認します。
この後走行テストをして黒い保護塗料を落として作業終了です。 

☆リアダンパー交換

リアダンパーがオイルリークしていたので交換しました。
サブフレームまで外す必要もなく簡単な作業でした。

☆リアディフオイル交換

ホンダCR-Vのテストドライブをしていて、ターンをする時”ダダダダ”と言ったような異音がするのを発見しました。
その時一緒にいたワークメイトが、それはリアディフのクラッチが滑っている音だと教えてくれました。

 ☆エンジンマウント交換

シビックのエンジンマウントのリコール作業をしました。
左:新しいマウント 右:古いマウント
この写真のように、ゴムの山の高さが違うのがわかると思います。古いマウントはゴムの山が低く、アクセルを吹かした時やステアリングを切った時、マウントがエンジンを支えられずエンジンの振動がフレームに伝わり異音が発生してしまうと言う問題がありました。
そのためゴムの高さと硬さを改善した部品を取り付けました。

☆対抗ピストンブレーキのパット交換
  

対抗ピストンのパット交換は初めてでしたが、ボルトやナットを取り外す必要がなく、板バネとピン2つ取り外すだけなので簡単に感じました。

交換したパット
ウェアインジケーターがむき出しになっていました。

新しく経験した作業はまだまだありますが、少し長くなってしまいそうなので、次回にしようと思います。

最後に、7月29日の早朝にオーストラリアでは月食が有ったので写真を撮ったので載せておきます。
朝5時頃、眠い目をこすりながら玄関から観察しました。


 ブラットムーンと言って、月が真っ赤に染まってとてもきれいでした

☆三脚を買いました!
星空を撮るのに、カメラを固定するのに困っていたので三脚を手に入れることが出来て、星空がきれいに撮れるようになり、とても嬉しいです。
星がきれいに見える所を探して夜にドライブに出かけることが増えました。